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zoom RSS F1−2010シーズン新車総評

<<   作成日時 : 2010/03/03 01:07   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 55 / トラックバック 0 / コメント 3

新車が発表されたら…
ある程度数が揃ったら…
専門誌での解説が出たら…

…なんて言っているうちに開幕まであと10日前後となってしまいました。
遅ればせながら新車総評です。
各メディアの情報を考慮してはいますが、あくまでも私見ですので
参考程度に…。

写真は各チームの公式HPおよびF1ニュースサイトなどを参照してください。
(各チームのサイトを見比べると見せようとしているところ、あまり見せたくないところetc...よくわかります)

今回かなり業界用語や専門用語を使用するため初心者の方にはわかりにくい部分が多々あると思います。
その際はF1用語を解説したサイト等で知識を補完して下さい。

<今年のトレンド>
マルチでフューザーが今期まで“合法”となったため、“いかにマシン下部へ空気を送り込むか?”というのが、今年のテーマのようです。
またレース中の給油禁止→燃料タンクの肥大化によってマシン後部が延長。サイドポッドの処理には各チームかなり苦心しているようです。


■マクラ−レン(http://carlaunch.mclaren.com/)
<マクラーレンMP4−25>
ファーストインプレッションは「やっちまったなぁ…」って感じです。
カラーリングは私の予想を大きく裏切ってギンギラギン…。メルセデスの第1優先チームで無くなりタイトルスポンサーのほうを重視するかとてっきり思っていたのだが…やっぱり“資本参加”の影響力は強いようです。おかげでオイラは赤っ恥…。
ノーズはハイノーズ&ワイド化し、トレンドを追っているが、ノーズ下部にキールスポイラーなるもの(コレが真っ黒で写真だとよくわからない!)が搭載され、どの程度効果を示すのかはハッキリ言って不明。
コクピット後部は肥大化してしまった中央部を利用しエキゾーストの排出口はエンジン上部にへばりつくように設置され、リアサスペンションのアッパーアーム上部へ。
反対に外側のサイドポッドはかなり過激なハイエントリーローバックダウン。リアサスペンションのロワアーム取り付け部まで下がっている。サイド下部のアンダーカットはそれほどでもない模様。
アッパーアーム上面はほぼ安定して速い空気流が見込めるが、アッパーアームとロワアームの間の空気流はかなり不安定になるのではと予想。リアがかなり神経質なマシンだと思われます。

■メルセデス(http://www.mercedes-gp.com/gallery.asp)
<メルセデスW01>
フロントが去年型より過激化したスラントノーズになりノーズ下部の空間を確保。サイドポッドの形状に大きな変更はないが、サイド上面はリアサスペンションのアッパーアームとほぼ同位置でハイエントリーローバックダウンはむしろ去年型より抑えられている。またコークボトルの絞込みもそれほどではなく、エアロに関しては去年トレンドセッターとなったマルチデフューザーだけかもしれない。ただ他チームもコレを念頭に入れたクルマを出してくる今期、どれだけ通用するかは疑問。
一番の疑問はインダクションボックス内に設けられたセパレーターみたいなもの。クラッシュテストのためだとは思うが、肝心のエンジン出力低下がどれほどなのか。一般的に走行風のラム圧によるエンジンの出力上昇が5%といわれているが…。

■レッドブル(http://www.redbull.com/cs/Satellite/en_INT/Gallery/Unmasking-the-RB6-021242814692208?p=1242760139620)
<レッドブルRB6>
見た目去年とほとんど変わっていない。見た目でわかる変更点はサイドポッドが伸びた分サイド後部が低められたことくらいか。変わっていないということはリアのサスペンションがプルロッド式であることもそのまま。去年序盤、マルチデフューザー勢に唯一対抗できた点を考えると、プルロッド式リアサスペンション+マルチデフューザーはかなりの脅威になりそう。
F1情報誌によるテストタイム検証結果によると相対的にタイヤに厳しいマシンの様相。

■フェラーリ(http://formula1.ferrari.com/)
<フェラーリF10>
去年ダメだったにもかかわらずパッと見かなりコンサバティブ。ただノーズはシャープなハイノーズに、サイドポッドのアンダーカットは去年型よりも深くなっている。サイドポッド前面には小型のターニングベインが…(って、コレってレギュレーションで禁止されてんじゃなかったっけ?)。一番の見所はかつての上方排気を思わせるサイドポッド両脇に設けられたエキゾーストの排出口。真上からの写真に直線を引くとリアウイングのエンドプレートのすぐ内側へ。つまりポッド上面の両脇の空気を強制的にリアウイングへ送ることによって、ポッド上面の空気を効率よく運べるようだ。
F1情報誌によるテストタイム検証結果によると、昔からのタイヤに優しい傾向はそのままでロングランでのタイムは好調との事。

■ウイリアムズ(http://www.attwilliams.com/car)
<ウイリアムズFW32>
去年のマシンの正常進化型らしく、際立った変化は少ない。トレンドのハイノーズを採用したのとサイドポッドが長くなったことで可能となったサイド上面の大幅なローバックダウン化。アンダーカットもほぼ昨年のレベルを維持している。トヨタの撤退により“ほぼ新設計”のコスワースエンジンを使うことになったので、その辺のマッチングがカギか?

■ルノー(http://www.renaultf1.com/Key-Datas.html?lang=en)
<ルノーR30>
「こりゃ今年もダメだ」…これが初見での感想。去年型と同じででっぷりしているし、ノーズ下部の空間が去年と大幅な変化はない。サイドポッドのアンダーカットは今年のレギュレーション変更の影響で浅くなっているし、せっかくのローバックダウンもサイド上面の空気がリアサスペンションに“わざと”当てているとしか思えない作り。マルチデフューザーを考慮した作りでもそれだけじゃぁダメ。

■フォースインディア(http://www.forceindiaf1.com/index/page_id/275)
<フォースインディアVJM03>
去年の後半、“直線番長”の異名を貰うほど高速サーキットでのパフォーマンスが際立ってよかったこのチーム。中央にエンジンのエキゾーストの排出口を持ってきてサイドポッドを小型化する方法はあのマクラーレンがパクったほど。今シーズンのマシンは全チームの中でも一番独創性がある。
ノーズは去年からのハイノーズが扁平かつ幅広に(これはレッドブルのパクリだが)。サイドポッドはもはや文章では表現不可能なほどの三次元曲線で構成され、「これ以上小さくできないのでは?」というくらいコンパクト。インダクションボックス後方にスリット型のエアインテークを儲け、ドーサルフィン(背びれ)からマシンの排熱用スリットから一緒に排出する(このため1枚に見える“背びれ”は実は2枚構成)。
特筆すべきはリアウイング。今までロワウイングでウイングを支えるのがF1の“常識”だったがそれを止め、センターピラー1本のみで支え、ロワウイングは2組に分けて小型化。ここまでだと単なる“暴挙”なのだが、2組のロワウイングの間にはインナーデフューザーのアウトレットが…つまりデフューザーとロワウイングが“一体化”している。このデザインが拝めるのは今年だけ。それだけでも今年要注目のクルマ!

■トロロッソ(http://www.tororosso.com/cs/Satellite/en_INT/001242807629097)
<トロロッソST5>
「今年からクルマは独自開発でなければならない」というルールのため、“一応”独自開発したマシン。ただ去年のクルマを今年のレギュレーションに合わせて改造しただけ…という名目だが親チームのレッドブルも見た目の大きな改造点は見当たらないため、ベースとなった車がST4(RB5)なのか、ホントはRB6なのかは興味深い(後者はモチロン違法)

■ロータス(http://www.lotusracing.my/)
<ロータスT127>
“数年前の”普通のマシン。というのが多くの専門家の見解。もちろんマルチデフューザーは使用しているが…。全体的に“贅肉”がついていて、これからの開発でそぎ落としていくという印象。そういう意味ではまだ“素体”の状態。スピードでは他チームに劣るかもしれないがとりあえず頑丈そうなので完走は問題なさそう。

■ヴァージン(http://www.virginracing.com/cars/)
<ヴァージンVR−01>
“風洞、実走テスト無しでCFDのみでデザインしたクルマ”というコピーで作られたクルマ。この手法、ALMS(スポーツカー・プロトタイプのカテゴリ)では成功を収めているが、F1の空力は「航空力学の権威がノイローゼを起こすほど」複雑怪奇であり、かねてからその手法には多くの関係者が懸念を示していた。
パッと見、昨年型レッドブルRB5に似ているがウイングやサイドポッドの形状はシンプルそのもの。ウイング下部の空間は他チームと比べ明らかに狭く、サイドポッドはハイエントリーローバックダウンを採用してはいるもののコークボトルの絞込みは今ひとつか。
なお初テストで走行中にフロントウイングが脱落するという“性能以前”のトラブルが発生している。

■ザウバー(http://www.bmw-sauber-f1-team.ch/home-4)
<ザウバーC29>
去年のBMWザウバーF1.09の面影を大きく残すが、ノーズは高く、トンガっているなど“進化”の跡は窺われる。サイドポッドは去年型と全く異なりハイエントリーローバックダウン重視からコークボトル重視になったよう。その証拠にポッド下部のアンダーカットはかなり深く、ローバックダウンしてきたサイドポッドは途中でカットされてエキゾーストの排出口が覗く。もともと空力には定評があるチームなだけに関係者の期待も高い。


…とここまで書いてお気づきのようにカンポスとUSF1がまだ新車発表を行っていません。
というかどちらもチーム存続の危機なようで…。
彼らは開幕戦に間に合うのでしょうか?



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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
気持玉有難うございます!
僕も前職時代…某タイヤメーカーB車のレーシングサービスを約7年やっておりましたので、この世界の話には一物持ってる者の一人です!
その後F1参戦もしていたH社関連会社に転職しました!
僕は今のFIAに疑問を持つ一人です!
変わらなければならないのは国の政府だけではないようです!
けん
2010/03/05 18:01
お久しぶりです。
いよいよF−1も開幕で改めて2010年の始まりを感じています。
今年は混戦が予想されますがべッテルかアロンソにチャンピオンになってほしいものです。
グッチー
2010/03/14 07:18
こん**わ。
始まりましたね〜。2010シーズン。

混戦を予想・期待してたのですが。
開幕戦、ワタクシ的には順当すぎて
ちょぴり?残念だったりしています。

なにはともあれ。
盛り上がるシーズンとなりますように!

うたえもん
2010/03/15 11:46

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